このたび、公益社団法人 福島県診療放射線技師会の会長を拝命いたしました鈴木雅博です。日頃より、当会の活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
福島県は、東日本大震災とそれに伴う原発事故により、放射線と向き合う課題を長年にわたり抱えてきました。我々診療放射線技師は、医療現場における放射線の安全な利用を専門とする立場から、事故直後には住民の皆様への放射線測定や被ばくに関する説明対応を行い、現在に至るまで県民の皆様の放射線への不安を少しでも和らげるために活動を続けております。
当会では、正確な知識と情報をわかりやすく伝えることを使命の一つと考え、一般公開講演会をはじめ、各種説明会・啓発活動を継続しております。特に、一般公開講演会は、どなたでも無料で参加いただける機会となっております。このページで随時ご案内いたしますので、ぜひ多くの皆様にご参加いただければと思います。
平成25年に公益社団法人化して以降、当会では一般の方にもわかりやすいホームページづくりを進めてまいりました。当ホームページでは、診療放射線技師の業務内容、資格取得方法、放射線の基礎知識や被ばく線量、そしてよくある質問への回答などを掲載しております。医療機関や健診施設で、私たちがどのような役割を担っているかを知っていただくきっかけになれば幸いです。
また当会は、福島県原子力防災訓練やホールボディカウンタによる測定・説明業務、ピンクリボン運動、各地域での健康フェスティバルなど、地域社会に根ざした活動にも積極的に取り組んでおります。
技術と知識の研鑽も怠ることなく、各分科会による研修や講演会を通じて、会員の専門性の向上に努めております。県民の皆様に、より安全で質の高い医療を提供することが私たちの目標です。
このホームページを通じて、診療放射線技師という職業についての理解が深まり、県民の皆様とのつながりがより強固なものになることを願っております。今後とも、福島県診療放射線技師会の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 福島県診療放射線技師会
会長 鈴木 雅博